カターレ富山の2020シーズンが終幕

久世カターレ富山

例年に比べて短かった…いや、短い期間に集約された2020シーズンが終わりました。

9シーズン目も共にした土田由香里さん、今シーズンもありがとうございました!

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2020シーズン最終戦 vs アスルクラロ沼津

すでにJ2昇格の可能性は消え、安達監督の解任も発表された中、迎えた最終節はアスルクラロ沼津戦でした。
スタメンはこのようになりました。

GK 岡
DF 松原 戸根 柳下 林堂
MF 佐々木陽 花井 稲葉 馬渡
FW 武 平松
リザーブ
齋藤 今瀬 碓井 田中佑 大野 松澤 宮城

ある意味、安達監督が選ぶ、今年のベストメンバーはこのメンバーというのが見られたんだろうなと思います。
試合結果はご存知のように2-3。
手に汗握り、一喜一憂する展開も、最後にやられてしまいました。
この展開も、ある意味今シーズンを象徴する結果だったと思います。
カターレの2点はともに今シーズン初ゴール。
すでに契約満了が発表されている松原選手から佐々木陽次選手がドンピシャヘッド。
松原選手は、ターンオーバーで大きくメンバーが変わった第4節に初スタメンでしたが、前半11分で負傷退場。悔しいシーズンを過ごした中でしたが、途中出場ですぐにアシストを決めたYS戦も含め、アシスト、ロングスローで魅せてくれた選手でした。
89分には混戦から宮城選手の強いヘディングアシストで松澤選手がプロ初ゴール。
これまで出場チャンスではチームのために身体を張ってきた松澤選手が喜びを爆発させ安達監督のもとに走って行ったのは、監督の人となりが見える一幕でした。
試合終盤に2-2まで持って行ったのに、アディショナルタイムの失点で2-3という結果。
15勝5敗14敗、9位という成績で2020シーズンが終わりました。

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2020シーズンを振り返って

最終的にスローガン「頂点」とは、遠い結果になったわけですが、シーズン中も精神的に紆余曲折がありました。
まず第2節、YS横浜に前半で0-3にされたところから不穏な空気は漂っていましたね。
選手のレベルに問題があるのか?監督の戦術に問題があるのか?というのはずっと疑問のシーズンでした。
2018シーズン、どん底に沈むチームを途中から率い、光を見せてくれた監督。
2019シーズン、中断期間以降、圧倒的な攻撃力で連勝を重ね、シーズン4位。
「人生観変えます」というセリフで自身がサポーターの心を掴んでくれた発言力で今シーズンは絶対イケる!と思わせてくれた安達監督。
2019シーズンオフに、前嶋、白石、榎本選手の退団がありながら、「富山の補強はヤバい」とJ3掲示板で書かれた充実度のはず。
選手の補強が悪かったのか?監督の戦術が悪かったのか?
その葛藤がずっと頭にあったシーズンでした。

最終的に分かったのは、「噛み合わなかった」ということでしょう。
まず4バックでは難しく、3バックの方がフィットした。
ボール支配率で上回った試合ほど負け試合が多く、しっかりカウンターで決めきった試合の勝率が高かった。
チーム戦術で得点をしたよりは、個人の力でなんとかしたというシーンが多かったように見えました。
同じ監督、同じメンバーで来シーズンも戦えるとしたら、積み上げたもの、フィットする戦術もハマり、圧勝する可能性もあるんじゃないか?と今でも思っています。

2021シーズンに向けて

すでに強化部長は黒部光昭氏に代わり、遠藤善主氏が就任。
松原選手、ルーカス選手が契約満了で、大谷選手は地元のツエーゲン金沢に移籍することが発表されました。
新加入としてカターレ富山U15出身で国士舘大で10番を背負う松岡大智選手が決まっているのみですね。
監督と強化部長が共に変わる新シーズン。
北日本新聞によると複数選手にJ2からのオファーが届いているそう。
監督の戦術に合致する選手を強化部長が獲得に動くことを考えれば、いち早い新監督の発表が待たれます。
いつどんな発表がされるのか楽しみに年末を迎えましょう。
ちなみに…僕は…何にも決まっていません。

それでは!!

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