小紫@岡山市北区

中国

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さて、今回ご紹介するお店は、
小紫でございます!!

店舗情報

お店:小紫
場所:岡山県岡山市北区今4-7-16
営業時間:11:00〜15:30※売り切れ次第終了
定休日:日曜・祝日
久世のオススメ
ラーメン(塩)770円

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メニュー

2020年7月現在のメニューはこのようになっております。

ラーメン(塩)

これまで電車と徒歩、ももちゃりという手段で岡山麺巡りをしていましたが、最近Googleマップでバス移動も出てくることに気づき、これまでの宿題店を巡ることに。
その一つが「小紫」さん。昭和28年に柳川で創業していたという老舗中の老舗。
「こむらさき」といえば熊本の有名店ですが、戦後、そこでの経験も積んで岡山で出店というから驚きです。
11:30でも8割の席が埋まる人気店。
注文は1番のスタンダードであろう『ラーメン(塩)』を。

注文と同時に渡されたのが、高菜!
いきなり「高菜は使われますか?」と聞かれたので、よく分からないまま「ハイ!」と答えてました。

ほどなくして到着したのは、なかなか面白い見た目をした一杯。

かなり立体的で、二郎系のハシリはここです!というように山型になっています。
花びらのように配置されたチャーシューの頂上には肉味噌。
山の土台はたっぷりもやしとキャベツという野菜たっぷり麺です。

スープは豚骨と鶏ガラからとられたじんわり旨味が広がるスープ。
あっさりなんだけど薄くないというタイプのスープです。
魚介が加えられたという塩ダレに、野菜から染み出る甘み。
あっさりなんだけど奥行きの深い味わいです。

麺はしなやかな食感のストレート細麺。
固すぎず柔らかすぎず、その食感を大事にするような茹で上がりでした。
半分が近づく頃まではこの状態で楽しみ、それから頂点の肉味噌を溶かして頂きました。
するとスープに強い主張とコクがプラスされ全く違う表情に。
戦時中、台湾で働いていたという先々代の経験がこの肉味噌に詰まっているそう。
さらに麺量が3分の1になったところで、頂いた高菜をスープにイン。
これでまた新たな味になり、最後まで堪能してフィニッシュ。
昭和28年創業という長い歴史を持つお店は、戦後に培われた日本の麺文化の源流を教えてくれるようなお店でした。

それでは!!

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