※三洋旅館閉館のため閉業後、
2020年3月に「こうのしまお多津」として復活されたそうです。
さて今回ご紹介するお店は、
お多津(おたつ)でございます!!
店舗情報
お店:お多津(おたつ)
場所:岡山県笠岡市中央町20-4
営業時間:11:30~14:00 17:30~21:00(L.O20:30)
定休日:水曜日
久世のオススメ
中華そば 650円
メニュー
中華そば
人の縁で初めて訪れた岡山県笠岡市。
目的は当然、笠岡ラーメン巡りでした。
なかなか行くことが出来ないので、連食しようと決めていた中、
一番最初に訪れたのが笠岡駅ほど近くの「お多津」さんでした。
まず店構えを見て驚き、中でメニューを見てまた驚きました。
こちらは三洋旅館にある割烹なので当然、趣のある外観。
メニューを見ても、お弁当や定食ばかりで中華そばの表記はなし。
ふと柱に目をやるとぽつんと貼られている
「中華そば」のメニューを見つけました。
注文はもちろん「中華そば」で。
しばらくして到着したのは麺線の美しさが半端ではない一杯。
こちらのお店は、旅館にある割烹。
常連のお客さんからかつて近くにあった
笠岡ラーメンの元祖「斉藤」の味を再現してほしいとの声があり、
店主がそれを再現したという、いわば裏メニューなのです。
そのバックボーンが良く伝わるビジュアルですよね。
笠岡ラーメンと言えば鶏、かしわのチャーシューが大きな特徴。
それも親鳥を使用しているので独特の歯ごたえがあります。
スープはじっくりと煮込んだ鶏ガラに
旬の鮮魚、鰹節でとった和風だしが融合。
割烹ならではの洗練された出汁使いが
印象に残るお味に仕上げられています。
そこに合わさるのは角刃を使った細麺。
盛り付けの段階であれだけきれいに整った麺線なので、
僕がお箸で持ち上げてもこの美しさがキープされています。
もちろんあっという間に麺もスープもなくなり完食。
笠岡ラーメンの元祖「斉藤」さんの味を僕は知りませんが、
ここで再現された味を体感することで、
どれだけ愛されていたかは分かったような気がしました。
そして「お多津」さんの中華そばは、
まさに割烹が出す洗練された笠岡ラーメンでした。
今考えれば…650円…安すぎですよね!
それでは!!
コメント