るろうに剣心
監督・脚本:大友啓史 原作:和月伸宏
キャスト:佐藤健 武井咲 吉川晃司 ほか
製作国:日本 配給:ワーナープラザース映画
日本公開:2012年8月25日
ストーリー:
幕末から明治になり、かつて「人斬り抜刀斎」として恐れられた
剣客・緋村剣心(佐藤健)は「不殺(ころさず)」の誓いのもと流浪人となっていた。
流浪の旅の途中、剣心は神谷道場の師範代・薫(武井咲)を助けたことから、
薫のところで居候することに。
一方、街では「抜刀斎」を名乗る人物による人斬(き)り事件が発生しており……。
先週末から公開となっている、
るろうに剣心を試写会で見させていただきました。
御堂会館で行われた試写はすごい賑わいで
その注目度の高さをうかがわせます。
もともと週間少年ジャンプで1994年から5年間連載され、
日本のみならず海外でも人気のコミックが原作。
僕自身も世代なのですが、なぜか全く読んだことはありませんでした。
「るろうに剣心」も「車にポピー」のように
接続詞の「に」だと思っていたのですが違うんですね。
流浪人を平仮名表記で「るろうに」と読むようで。
そんな原作を知らない人でも見られるようになっているのがこの映画。
見終わっての最初の感想は、
初めの期待感を遥かに上回る映画だったということ。
原作がしっかりとしているものは
得てして期待を下回ることが多いのですが、
僕が原作を知らなかったというのもあるとはいえ素晴らしい出来。
ヨーロッパの中世を描いた映画が好きなんですが、
それは今の世の中では決して見ることが出来ない景色が
スクリーンの中に投影されるからで。
日本の中でも、この時代の風景は
やはりスクリーンでしか味わうことが出来ません。
その風景、そしてガンや爆発ではない殺陣というアクション。
これまでとは違うアプローチのアクション映画を堪能できます。
海外の方が見たい日本映画なのではないでしょうか??
そして、脇を固める人の存在感が際立ちます。
豪華キャストの中でたくさん取り上げたい人がいるのですが、
僕は蒼井優さんに驚かされました。
これまで透明感というのが蒼井さんの印象だったのですが、
今回は闇を抱える女性を演じきります。
演技はもちろんなのですが、
蒼井さんのメイクに目が奪われまして。
女性はメイクによってこんなに変わるんだなと実感。
若干、話の路線がずれましたが
正直画面に登場するたびに追いかけてしまうほど目を奪われました。
るろうに剣心が好き、演者が好き、
日本のアクションが見たい。
どんな方でも楽しめる映画に仕上がっています。
ほんじゃ!!!
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