未来の記録

久世映画

未来の記録

監督・脚本・撮影・編集 岸建太朗

キャスト:上村聡 あんじ、鈴木宏侑ほか

製作国:日本 配給 ㈱デジタルSKIPステーション

公開:東京 2011年5月14日 大阪 2011年5月21日

久世日記

ストーリー:

理想の学校を始めようと、古い家屋にやってきた二人。

男は記憶を消し去りたい元教師。

女はノートを開き、その記憶を覗いてしまう。

「記録」は「記憶」の扉を開いていく…

未来の記録ホームページ

5月19日にFMaiaiにゲストに来ていただいた

岸建太朗さんの監督作品「未来の記録」を見てまいりました。

5月14日からすでに東京では上映が始まっていますが、

大阪では今日から九条のシネヌーヴォXにて上映でございます!!

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今日は大阪初日ということで監督の岸建太朗さん、

主演の上村聡さんの舞台挨拶もありました。

上記にストーリーを載せましたが、

特に気にせず映画を見ていただきたいですね。

物語は2人の男女の登場から始まります。

ただ2人の会話が一向に頭に入ってこないのです。

理解しようとすればするほど迷宮に追いやられていきます。

でも後に結びついていくはずです。

なんとなく観るということが大事なのかも知れません。

ラジオに出演していただいた時に、

この映画は2007年から撮影を始めたとお聞きしました。

足掛け4年の月日が経っています。

そこに積み上げられたものとは…。

五感を全て使って感じる映画だということです。

感想は見る人によって千差万別だと思いますが

僕が感じたのはそうでした。

視覚はもちろん、聴覚もフルに使います。

音声と音声が重なり合い、

自分が音を今追いかけているのか分からなくなります。

そして監督がおっしゃっていた映画館のスクリーンで見せたい映像。

スタンリーキューブリックの「2001年宇宙の旅」。

これはDVDで観るのとスクリーンで観るのとは全く違う作品。

スクリーンだからこそ出来る映像表現が随所にあります。

単純に五感をフルにと言いましたが、

右目、左目、右耳、左耳がそれぞれ違うところを捉えていた気がします。

だからこそ、この映画を観るために

何度も映画館に足を運んでいる人がいるのですね。

僕の中のキーワードは「鏡」。

そして映像で印象的だったのはトンネルを出たときの…。

村上春樹の「ノルウェイの森」を最初に読んだとき、

冒頭が理解できずに混乱したのを思い出し、

伊坂幸太郎の「ラッシュライフ」のような

時間軸の激しい往来を感じました。

映画ファンの方には是非、観てもらいたい作品ですね!!

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上映後に岸監督と上村さんとお話をさせていただきました。

「未来の記録」

大阪九条のシネヌーヴォーXでは本日、5月21日から。

京都のみなみ会館では6月11日から公開です。

ほんじゃ!!!

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