「土俵際の戦い」というのは相撲以外のスポーツでもよく用いられる言葉ですね。
今年のカターレは連勝が少なく、試合終盤での失点で取りこぼしてしまったという勝ち点も多く、かなり前から「昇格」という目標に土俵際でした。
4試合連続逆転負けがあったり、3連勝があったり、紆余曲折を経て、俵に足を乗せたままの戦いが続いていました。
東北勢3連戦
しかし正直、これはもうダメだと思ったのが、福島戦での敗戦。
相手に先制されたものの、後半開始早々に同点に追いつき、後半中盤には逆点に成功。
これでイケる!と思った後のカウンターでの失点に、試合最終盤のオウンゴール。ココロをぽっきり折られるような試合でした。
ですが…ここまで相性が良くなかった東北2連戦でまた情勢が変わりました。
まずは平日デーゲームで行われたヴァンラーレ八戸戦。
前半15分までに大野選手が2得点を取り、2-1の勝利。
そして日曜日に迎えたのが無敗のままJ2昇格を決めたブラウブリッツ秋田戦でした。
データで見ても圧倒的だったブラウブリッツ
やってやろうぜ!、無敗の秋田を倒すのはカターレだ!なんてツイートしましたが、本音は難しいだろうと思っていました。
これまで20勝8分の無敗、28試合で8失点、先制された試合はなし、今シーズン、ビハインドを背負った時間は3分のみと、どのデータを見ても簡単に必ず勝つ!というほうがおかしな相手。
それでも試合でカターレの意地というものは見られるだろうと思っていました。
GK 齋藤
DF 戸根 柳下
MF 碓井 佐々木陽 花井 ルーカス 末木 馬渡
FW 大野 平松
リザーブ
田中勘 林堂 稲葉 池高 武 松澤 宮城
前半29分に平松選手が今季9点目をゲット。
スローインからの流れでしたが、中に入れた碓井選手のトラップが生んだとも言えるゴールでした。
逆転負けも多いカターレですが、この試合は空中戦でも競り勝つ場面が多くそのまま試合終了。
カターレが29戦目にして初めて秋田に土をつけました。
この試合で印象に残ったのは碓井選手とルーカス選手。
碓井選手は本当に広いエリアを走りまくっていましたし、効果的なパスで要所に存在感を出していました。
そして、ルーカス選手は相手が多用してくるロングボールに対してかなりの確率で跳ね返してくれていましたね。
なによりも秋田の選手が語ったように「この試合に勝つ」という気迫が全員から感じられました。
なかなか抜け出るチームのない2位争い
残り5試合で勝ち点差は6。
全て勝つことが出来れば可能性はあるというところにはいます。
自力というよりは他力の部分もあるのですが、他チームも昇格圏に入った時に硬さが出て、そこから勝ちきれないという展開になっていますよね。こう見るといかに秋田さんが凄かったのかというのを感じます。
今年の2位争いは例年以上に熾烈な争い。
そして、どこかのチームが順当に…という展開でもなく、まだ何展開かありそう。
ここから奇跡を起こしましょう!!
それでは!!
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