あべのハルカス美術館『太陽の塔』展覧会

久世の日々

前から行きたいなと思っていた展覧会に取材も兼ねて訪問してきました。
それが9月15日からあべのハルカス美術館で始まった「太陽の塔」です。

1970年に大阪で行われた日本万国博覧会、通称「大阪万博」で
テーマ館の一部として作り上げた「太陽の塔」。
2003年から1階部分のみ、人数限定での内部公開がありましたが、
その後の耐震補強工事などを経て、今年3月から上層部分も含めた内部公開も始まったということで、
また注目度がより一層増しているのではないか、という今年。
見たことは何度もあるんだけど、詳しくは知らない太陽の塔を知るべく訪れました。

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まず、この展覧会の大きな魅力を2つ。
最初に、この会場内は写真撮影が可能なんです。
ほかの展覧会のほとんどが写真撮影NGというところが多い中、
ここは動画撮影や、フラッシュ撮影をしなければOKということですから、
来ているほとんどの方がたくさんの写真を撮っていました。

入り口からその独特の世界観が溢れていますがもちろん写真もOK!
これは…嬉しいですね!!

太陽の塔模型

そして、テーマ館の地下展示全体模型も。
太陽の塔があるテーマ館は地下からスタートで、
そこには「いのち」「ひと」「いのり」の3つのゾーンから作られていたようですが、
もちろん、これまで僕はそんなことを知りませんでした。

太陽の塔の原型模型を製作するときの岡本太郎氏の像、

太陽の塔の内部模型と、すぐに目を奪われるオブジェなど、
この展覧会の中に岡本太郎氏のさまざまな要素が詰め込まれています。

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黄金の顔

「写真撮影OK」に続く、この展覧会の魅力は「黄金の顔」。
太陽の塔で実際に張られていた黄金の顔の部分が会場で復元され、
実寸のとても大きなサイズを間近で見ることが出来るんです。

レプリカと思われるかもしれませんが、これは実際に太陽の塔で使われていたホンモノ。
じつは1992年から1993年にかけて太陽の塔が大幅な改修メンテナンス工事を行ったのですが、
その時にもともとあった薄い鉄板の黄金の顔ではどんどん腐食が進んでいくということで
ステンレス製に替えられたんですね。
今回は、その保管されていた初代の黄金の顔が
改めて組み立てられて展示されています。
直径10,6mですからかなりの迫力!これを見逃すわけには行きません!!

坐ることを拒否する椅子

そして太陽の塔というタイトルの展覧会ですが
、岡本太郎氏の様々な芸術作品も展示されています。
注目したのが「坐ることを拒否する椅子」というもの。

1963年に制作されたもので真っ赤な椅子に大きな目が二つ描かれているものです。
当然触ってはいけないんだろうな…と思っていたのですが、
「どうぞご自由にお座りください」と書かれていました。
誰もやっていなかったので試しに座ってみると、、なんの問題もなく座れるんですね。
まったく拒否されなかったので、思わず「え?」と声を出すと、
周りの方もちょっと笑って次々に座っていました。
行かれたらぜひチャレンジしてみてください。

雷人

絵画の展示もあるのですが、これは「雷人」という人生最後の作品。
岡本太郎氏のサインが入っていないので、まだ未完だといわれています。
最後まで描きあげていればどのような変化があったのか気になるところです。
それにしても84歳で亡くなる直前にこのタッチの絵を描かれているとは、
本当にパワフルそのものです。

そんな岡本太郎氏の等身大像もありますよ!!
ちょっと気になるを刺激された方がいればぜひ!!
この展覧会は11月4日まで開催です。

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