3月11日、東日本大震災から1年の月日が流れました。
テレビ報道でも、もちろん多く取り上げられていて
また画面を通してその時の光景を見ることになりました。
その日から大阪の本町で行われている写真展が
「WORLD DREAM PROJECT」。
昨年末から年始にかけて、被災地を訪れ撮られた写真が展示されています。
それはいわゆる「光景」だけではなく、
その土地の人が書いた自分の夢、100名分も展示されているんです。
僕は昨年5月に気仙沼にボランティアに行かせていただきました。
その時の率直な印象は、2ヶ月では何も変わらないということでした。
もちろん、仮設住宅への入居があり
現地の方からすれば毎日確かな一歩があったんだと思います。
しかし、初めてその場に足を踏み込むものにとっては
「津波がもたらした被害の跡」だけが印象に残りました。
そしてこの写真展でもその変わらない光景の写真が幾つもありました。
そしてとても美しい写真の中に、感情の惑いを感じました。
被災地の光景が芸術的に映し出されているのです。
一瞬心でその美しさに感動しても、映し出されているのは被災地の瓦礫の
景色。
光の当たり方、アングルでそんな風に感じて良いんだろうか。
そんな気持ちになりました。
ただ同時に被災地の風景を、
悲しく撮ることだけが正しいことなのかなとも思いました。
今も変わらずに瓦礫がある場所があります。
しっかりと復興へと変化を遂げている場所もたくさんあります。
そんな「今」の写真が見られる写真展です。
写真展はフォトグラファーの東森史郎さんがされています。
場所は本町の四ツ橋側のAvery’s Osakaで、
今週末の日曜日まで開催です。
お時間がある方は是非。
ほんじゃ!!
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