今年5月のこと、僕の生まれ故郷、奈良県生駒市にある
「中本酒造店」さんで創業290年記念祭のMCを担当させてもらいました。
同じく生駒市出身のアーティスト、
本夛マキさんとご一緒させていただいたのも嬉しいことでした。
そんな「中本酒造店」さんから何やら気になるお酒が登場。
その名も『長屋王』というお酒です。
歴史の授業で聞いたことのある名前『長屋王』。
万葉の時代、天武天皇の孫にあたり、
左大臣として名を馳せた奈良時代の権力者、長屋王。
時は流れ平城宮南東角の長屋王邸宅跡から多数の木簡が出土されました。
その木簡の一部に記述されていたのがお酒に関する事。
この『長屋王』というお酒は、
その木簡に記述されていたレシピをもとに
奈良時代のお酒の再現を試みた日本酒なのです。
どうでしょうか?
600年代後半から、700年代前半にどんな日本酒が飲まれていたのか?
気になりませんか?
今回は記念祭のMCを担当させていただいたご縁もあり、
「中本酒造店」さんのご厚意で、その『長屋王』を送って頂きました。
真っ黒な「山鶴」の包み紙に覆われた厳かな包装。
包装紙を開けると、これまた豪華な化粧箱に入れられております。
「中本酒造店」さんの『長屋王』に関する思いを感じますね。
化粧箱の中の、青色のキレイな瓶に『長屋王』は詰められていました。
そして、いざグラスに注いでみると、
やや黄色味がかった仕上がりの日本酒です。
口に含むと、お味は甘めで少し酸味のある飲み口。
これは、奈良時代に砂糖というものがなく、
お酒も糖質を手に入れるための貴重な手段だったことに由来するようです。
僕は冷酒スタイルで飲むのが一番好きなのですが、
化粧箱の中に入っている説明書きを読むと、
オンザロックスタイルもおススメのようですね。
色々な方法で楽しむことのできる奈良時代の復刻日本酒。
もちろん限定商品になっていて、1人2本までの限定販売。
「中本酒造店」さんのホームページで予約販売されています。
日本酒が好き、歴史好き、限定好き、なんて方は一度お試しを。
それでは!!
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