日本酒の注文の仕方には種類がある。
この季節は熱燗の人が多いのだろう。
この時、「お酒、燗で!!」と注文する人が多い。
僕は熱燗を好んで飲まないので、
「ひや」もしくは「冷酒」で飲むことが多い。
ここで言う「ひや」とは常温のことである。
ところがこの文化が理解されないところが増えてきているのである。
「ひや」=「冷酒」だと思っている方が多いみたいだ。
熱燗=熱い日本酒
ひや=常温のまま提供
冷酒=冷蔵庫で冷やして提供
なのできちんと3種類あるのだ。
金沢で注文しようとしたとき、
「熱燗」「常温」「冷酒」と表記されていたので、
「こちらでは「ひや」とは言わないのですか?」と質問してみた。
するとご主人は、
「ひや」と言っても通用しない方が増えてきたので、
分かりやすくするために表記を変えましたとおっしゃっていた。
そうなのか。
たしかに、あまり日本酒を飲まない人にとっても
この表記のほうが分かりやすく良いのかもしれない。
1度、天満の居酒屋で「日本酒、ひやで!」と注文すると、
コップに入れた日本酒に氷を入れて持ってきた。
だれかお水頼んだかな??と思ったら日本酒だった。
なんかこれ間違ってない??と確認すると
「当店ではこうです!!」と若い店員。
うそつけ!!!
そんな日本酒のひや見たことないわ!!
というか思い違いだ!!てなやりとりがあったわけで。
まあこのようなやり取りがなくなるためにも、
皆が分かりやすく表記を変えていくのは大事なことかもしれない。
そして、今回思ったのは日本酒のことではない。
他のドリンクでも「ひや」という概念をもって欲しいのだ。
要するに「あたたか~い」「つめた~い」だけではなく
「常温」というものを置いて欲しいのだ。
僕の仕事は声を使うので水は必須アイテム。
でも自動販売機、コンビニの全ての水が冷えているのだ。
電気代を使わなくてよいのだ。
こんな冬にキンキンに冷えた水じゃなくて、
常温の水が飲みたいという人も結構いるんじゃないか??
かつて「ゆるせない話」で千原せいじさんが
「中間がない」というこのようなお話をされていて
まったく共感を得ていなかった。
だが、僕はこの意見には激しく同意なのです。
今回は「常温」のテンションで書いてみました。
ほんじゃ!!!
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